2023年5月16日   ２０２３年度第１回「食パラダイス・農業生産１千億円推進会議」

鳥取県は５月１５日、鳥取市の鳥取県ＪＡ会館で２０２３年度第１回「食パラダイス・農業生産１千億円推進会議」を開きました。１０年後に県内農業生産額１千億円達成を見据え、産地のブランド力強化や生産量増大に向けた持続的な生産基盤の取り組み方針を確認しました。ＪＡグループ鳥取や県、鳥取大学、市町村の代表者らで構成する“チーム鳥取”で取り組みます。

設立会議には、平井伸治知事やＪＡ鳥取県中央会の栗原隆政会長をはじめＪＡグループ鳥取の代表者や鳥取大学農学部の明石欣也学部長、県市長会の深澤義彦会長らが出席。推進会議の会長に栗原会長を選任しました。

県内のスイカ、梨、ラッキョウ、白ネギなど主要農畜産物の産地ごとに１４件のプロジェクトを立ち上げ、ＪＡ、市町村、県などが連携して農業生産額の増大に向けて検討します。第１回の産地プロジェクト検討会は５月下旬に開催。現場で目標の達成状況など実績検討し、推進会議で各産地の主要品目の進捗管理を行います。

各ＪＡは農業振興計画に基づき作付面積や販売計画など着実に実践。全農とっとりはブランド化に向けた販売戦略で有利販売に取り組みます。行政は各産地の実情に合わせた支援策を検討します。

栗原会長は「販売戦略と生産基盤の拡充に向け関係機関が連携し、地域や農業者が元気になれるよう様々な取り組みを展開したい」と期待を込めました。

平井知事は「今後の県内農業生産の重要な役割となるプラットフォームが出来た。販売と生産基盤を確立し実効性のあるものにしていく」と話しました。

推進会議の会長に栗原会長を選任しました

推進会議のメンバーら

１０年後に県内農業生産額１千億円達成を見据えて取り組み方針を確認しました