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2021年12月21日   伝統文化と星空舞がコラボレーション お菓子の工房カイザーケルン

 鳥取市内の洋菓子店「お菓子の工房カイザーケルン」は、県のブランド米「星空舞」を使用したケーキ「カヤ」を新たに制作した。イチゴのムースとチョコレートのスポンジケーキの間に星空舞の甘酒ジュレをサンドしたケーキは、「因幡麒麟獅子舞」をモチーフに伝統文化と星空舞がコラボレーションし、話題を呼んでいる。
 同店の西村常雄オーナーシェフは、スイスの国立製菓学校で学んだ手作りのチョコレート技術を生かし、本場の味を地元に届けようと、同市内で創業して47年目を迎える。地域から愛される店作りを心掛け、地元の食材にこだわったスイーツを提供する。

 「カヤ」の開発には、同市内の小学校で図書館司書を務める娘の嘉野さんも全面協力。嘉野さんが星空舞のバケツ稲に挑戦し、生育過程を日々記録する中で、星空舞の魅力に惹かれ、父親に星空舞を使用したスイーツを提案したのがきっかけ。
 ケーキなどのスポンジに星空舞の米粉を加えることで、生地がより柔らかく仕上がるという。また、これまでは米粉を業者から購入していたが、現在は自家製の米粉を使用。ケーキのほか、クッキーやシュークリーム、クレープなど幅広いスイーツなどに使用する。

 今年3月には「星空舞」ブランド化推進協議会が進める、「星空舞が食べられるお店」の認定店の認証を受け、星空舞の消費拡大や情報発信に貢献する。
 今後は、星空舞の洋酒をチョコレートで包んだスイーツに挑戦したいと話す西村シェフは「米は縁起のよい作物。今後も地場産で、特別感のあるスイーツづくりにこだわりたい」と意気込んだ。

星空舞を使用したスイーツにこだわる西村シェフ

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