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2018年11月6日   農業経営相談所開設 担い手の悩みに寄り添い一緒に解決へ

 鳥取県農業経営者サポート協議会による「鳥取県農業経営相談所」の開所式が10月31日に県庁で行われた。新規就農への相談窓口機能や農業経営の生産拡大や法人化に向けた支援、また、円滑な事業承継等の経営課題に対応する。開所式には、協議会、行政、JA関係者ら約20人が出席した。

 18年度から国の農業経営法人化支援総合事業を活用して今年7月26日に、県農業経営者サポート協議会を設置。営農意欲のある農業者が、就農から経営継承までの間、自律的に創意工夫しながら農業経営が出来るよう、農業者に寄り添った伴走型支援を行うのが狙い。

 主な構成員は県農業会議会長や県農業農村担い手育成機構理事長、県よろず支援拠点チーフコーディネーター、JA県域農業サポートセンター長らで構成し、毎月開催される経営戦略検討会議で、支援が必要な担い手や重点指導農業者や経営体への支援スキームについて審査・決定する。相談窓口は、随時受付を行うとともに、JA県域農業サポートセンターや農業改良普及所による候補者の推薦も行う。推薦を受けた農業者は、重点支援対象者に選定され、対象者ごとに編成される経営支援チームによる支援が行われる。

 これまでに、相談窓口に1件の相談と、重点支援対象として2件の推薦があり、来月19日に開催される経営戦略検討会議で支援について決定される見通し。同相談所は今後、年間80の農業者や経営体の支援を予定する。

 開所式で、県農業経営者サポート協議会の上場重俊代表が「鳥取県農業の20年後の姿がここから生まれるよう、JA・普及員が一体となって農業経営者を全力でサポートしていく」と強調した。問い合わせは同相談所、(電)0857(26)8371まで。

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