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2018年1月1日   2018年の新春を迎えて

JA鳥取県中央会 会長 谷口 節次
JA鳥取県中央会
会長 谷口 節次

 皆様には健やかに新春をお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。

 昨年は、9月に宮城県で開かれた第11回全国和牛能力共進会において、第7区(総合評価群)で本県出品牛が、優等賞2席、肉牛群で1位を獲得し肉質日本一の称号を得て、「和牛王国鳥取」復活の足掛かりとなる成果を上げました。これを契機に本県の畜産事業の増進に努めていく所存です。

 農業生産では、1、2月に大雪に見舞われたものの、その後は大きな災害もなく順調に推移し、「らっきょう」「すいか」で過去最高の販売高を達成する等、生産・販売ともに好調な結果となりました。

 また、農業関連政策でも大きな動きがあった年であります。環太平洋経済連携協定(TPP)では、トランプ大統領の離脱表明を受け、11月には米国を除く11か国での大筋合意が発表されました。また、日欧経済連携協定(EPA)においても、大枠合意を受けTPPの合意水準を上回る市場開放を認めたことにより国産への影響が懸念されます。今後も組合員に対し情報発信と将来を見通せる農業の中長期的な対応について国へ継続的な働きかけを行っていきます。

 コメ政策においては、本年産から国による生産数量目標の配分とコメの直接支払交付金が廃止されるなど、大きな転換期を迎えますが、本県としては需要に応じた主食用米の生産に引き続き取り組んでまいります。

 JA自己改革については「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を基本目標とし「創造的自己改革」に取り組んでいます。相互扶助である協同の旗を掲げ改革を実践し組合員、地域の皆様の理解醸成に向け情報発信してまいります。

 私たちJAグループは、農業者や地域の方々との結びつきを通じて、JAが地域のよりどころと言っていただけるよう、しっかりと歩みを進めてまいります。

 組合員をはじめ皆様のご多幸をお祈りし、新年のごあいさつといたします。

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