2024年3月5日 JA人づくりと働きやすい職場づくりへJAグループ鳥取理事・監事研修会
JA鳥取県中央会は3月4日、琴浦町の「まなびタウンとうはく」でJAグループ鳥取理事・監事研修会を開きました。採用内定者の伸び悩みや離職率が増加する中、JA職員の意欲向上や、やりがいのある職場づくりには役員のリーダーシップ力が不可欠となることから、県内JAの常勤・非常勤役員ら約70人が役割発揮に向け意識を高めました。中央会の栗原隆政会長は「人づくりは農業の土づくりと同じで愚直に取り組むことが必要。地域農業を次世代へ引き継ぐために活力ある職場づくりや人材育成を意識して取り組んで欲しい」と呼び掛けました。
講師にJA福岡市の宗欣孝専務が「JA福岡市の経営戦略と人づくりについて」と題して講演。組合員との接点強化や組織の活性化に向け、食と農、協同組合運動を基軸とした支店行動計画を策定し、理事のリーダーシップ発揮で組合員や地域との関係づくりや支店広報誌による情報発信などに取り組み、JA事業に貢献していることなどを紹介しました。JA福岡市曰佐(おさ)地区の髙田茂美理事や同支店の井浦義洋支店長が組合員を巻き込みJA職員の積極的な関わりを増やしていく取り組み事例を報告。中央会の谷垣重彦専務がコーディネーターとなりパネルディスカッションを通じて、参加者はよりよい職場環境づくりや、人材育成強化に理解を深めました。