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2023年8月7日   県ブランド米「星空舞」を使用した「生米パン」 合同会社里仁農園の瀬戸川正章さん

 県ブランド米「星空舞」を使用し、米の風味ともちもち感が楽しめる「生米パン」が人気です。生の米を使ったパンには、2022年産米の食味ランキングで特Aを取得した「星空舞」を使用し、輸入小麦の価格が高騰している今、地場産米を使用した6次産業化で新たな販路拡大を進めます。

生米パンを製造・販売する、合同会社里仁農園の瀬戸川正章さん(64)。地元産にこだわり、自家製生米100%、ノングルテンの生米パンを開発しました。原料はすべて地産地消にこだわり、アレルギーのある子どもでも安心して食べられます。簡単に作ることができる「生米パン」は、精米した「星空舞」にオリーブオイル、砂糖、塩、イースト菌を加えミキサーで混ぜます。生地を型に流し、発酵させてオーブンで焼くと出来上がり。

瀬戸川さんは鳥取大学大学院で農業経済学を学び、農業の6次産業化について研究しました。社会に広く認知される県内農産物加工品を作ろうと、生米パンに着目し、付加価値を付けるため県ブランド米「星空舞」を使用しました。

鳥取市の食のみやこ鳥取が運営する地場産プラザ「わったいな」や、JA鳥取いなばが運営するJA直売所「愛菜館」などで販売しています。秋頃には、「わったいな」で親子を対象に「生米パン」作り教室を開き、米の魅力発信や消費拡大につなげます。

瀬戸川さんは「家庭でも簡単に作ることができる。米の消費拡大や地元の学校給食など、活用の場所を広げたい」と今後に期待を込めました。

「星空舞」を使用した「生米パン」を開発した瀬戸川さん(右)(8月5日、鳥取市で)

 

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