鳥取県知事との農政懇談会
JAグループ鳥取は21日、鳥取市で平井伸治県知事との農政談会を開きました。各総合・専門JAと連合会、青年・女性組織の代表者ら3 1人が参加し、農業構造転換集中対策の具体化に向けたJAグループの重点事項などについて国や県に強く要望しました。
JA鳥取県中央会の栗原隆政会長は「JAグループ鳥取各組織からの農業施策の要望、各現場の実情を認識していただき、来年度の予算編成に向けて審議をお願いしたい」と話しました。

国に対しては、農業構造転換集中対策の具体化などに向けた別枠予算の確保と増額、人件費や資材価格高騰を踏まえ「重点支援地方交付金」などを活用した生産者・消費者への支援など全7項目を要請しました。
県に対しては共同利用施設の再編合理化の支援、県食肉センターの施設や体制の支援、夏場の高温に関する生産現場課題に対する取組支援など全8項目を求めました。
平井県知事は「JAと協力し、連携を取りながらバックアップしていきたい」と応えまし
た。
協同組合の源流を学ぶ視察研修
JAグループ鳥取などで組織する鳥取県協同組合連絡協議会は11月11日・12日の両日、「協同組合の源流を学ぶ視察研修」を行った。JAグループ鳥取、県生協、ワーカーズコープ、JCA(日本協同組合連携機構)の役職員ら16人が参加。2025国際協同組合年にあたり、協同組合のあり方などについて改めて理解を深めました。
参加者は、千葉県の大原幽学遺跡史跡公園・記念館、東京都の賀川豊彦記念・松沢資料館、神奈川県の二宮尊徳記念館などを訪れ、当時の資料や著書、遺品などを視察。協同組合の源流をたどることで、なぜ今人々が助け合う協同組合が必要とされているかなどについて考えを深めました。
同協議会の栗原隆政会長は「今回の視察は先人の取り組みについて新たに学ぶべきことが多くあった。今後も協同組合間連携を一層強化し、継続して取り組みを進めていきたい」と地域社会への貢献に意欲をみせまし
た。
第30回農業高校対抗料理コンクール
JA鳥取県中央会と県農業・農協教育研究協議会は5日、鳥取市の地場産プラザわったいなに隣接する「とりっこ広場」で第30回農業高校対抗料理コンクールを開き、審査の結果、鳥取湖陵高校が2年連続のグランプリに輝きました。
県内4校(鳥取湖陵高校、智頭農林高校、倉吉農業高校、日野高校)から各4人が出場し、生徒が考案したレシピの調理を競いました。課題メニューは、「地元野菜のクリスマスパーティーメニュー」。県産肉、ブロッコリー、ねばりっこなどの県産農畜産物を使用し、90分間の調理時間で各チームが声を掛け合いながら、おいしく、見た目のよいオリジナルメニューを完成させました。

審査委員長はホテルモナーク鳥取の阿部康弘料理長が、審査委員はJAとっとり女性協議会の白根早苗会長、JA鳥取県青壮年連盟の前田佳寛委員長、鳥取湖陵高校の山本美和校長、JA鳥取県中央会の谷垣重彦専務が務めました。阿部料理長は「どの高校もチームワークや盛り付けが素晴らしかった」と講評しました。

グランプリに輝いた鳥取湖陵高校2年の稲垣瑠菜さんは「連覇することができ、うれしい。今回はクリスマスがテーマだったので、色どりや見た目が賑やかになるよう工夫した。県内にはたくさんのおいしい食材がある。今後も料理するときには選びたい」と話しました。
結果は以下のとおり
▽グランプリ=鳥取湖陵高校
▽アイディア賞=智頭農林高校
▽チームワーク賞=倉吉農業高校
▽わったいな賞=日野高校
JAグループ鳥取 第10回トップ広報
JAグループ鳥取は18日、JA鳥取西部直売所「ふれあい村アスパル」で第10回JAグループ鳥取トップ広報「食パラダイス鳥取県みらい宣言」を開きました。JAグループ鳥取の役職員、報道機関などから約20人が参加したほか、直売所来店者が足を止め、説明を聞く姿も見られました。
JA鳥取県中央会の栗原隆政会長が農畜産物の適正価格の実現などに向け、農政情報、米や畜産をめぐる情勢、国消国産運動などについて情報発信しました。また、「食パラダイス鳥取県」との連携や、地域住民との対話活動の一環で取り組んでいる生産者・消費者インタビューの内容についても紹介しました。農産物を生産するうえでの楽しみや苦労、行政に対して要望すること、消費者にも価格転嫁について理解してもらえていることなど現場の実態を発信しました。
栗原会長は「食料システム法の制定などにより、国民の食に対する関心が高まり、適正価格についてさらに理解されることを期待している。そのために今後もトップ広報を通じた情報発信を積極的に行っていく」と話しまし た。
栗原会長 生産者消費者インタビュー
JA鳥取県中央会の栗原隆政会長は5日、生産者・消費者インタビューを行いました。
生産者インタビューではJA鳥取西部人参部会の高瀬元気部会長に農家の喜びや苦労、消費者インタビューでは同JA直売所の「ふれあい村アスパル」で消費者に適正価格への理解、生産者への感謝の気持ちなどについて尋ねました。10月2日に行った生産者インタビューの内容と併せ、18日のトップ広報で情報発信します。
高瀬部会長は「食料システム法の制定は、国民が食の意識を変える良い機会になると思う。人参だけでなく、地元のものを食べてもらい、品質の良さを実感してほしい」と話しました。
消費者は「価格転嫁は農家が持続的に農業を行うために必要。直売所では新鮮なものが売られており、安心して買い物をすることができる」と適正価格について理解を示しました。
栗原会長は「生産者消費者お互いが納得できる価格設定が必要。消費者に理解していただくためにも、情報発信を継続する」と話しまし た。
協同組合まつりを開催しました
JA、生協、漁協、森林組合、中国労金、ワーカーズコープで組織する鳥取県協同組合連絡協議会は11日、湯梨浜町の東郷湖羽合臨海公園ハワイ夢広場で「2025協同組合まつり」を開きました。県内協同組合の産品を通じて協同組合の社会的役割や価値に対する認知度向上が目的で、県内外から3千人が来場し、大いに盛り上がりました。
会場ではステージイベントや県産農産物の試食・販売、フェアプライスをテーマとした情報発信や新米を使った星空舞を使用したおにぎり教室が開かれたほか、県産農畜産物や大山乳業農協の商品が当たる抽選会が行われました。また、CO・OP商品が購入できるブース、防災体験や健康相談なども行われました。 星空舞を試食した鳥取市の中尾純子さん、翼沙くんは「お米が柔らかくておいしい」と笑顔で頬張りました。

同協議会の栗原隆政会長は「協同組合が連携してお互いの理解を深め、地域に発信していくが重要」と話しました。
家の光愛読者のつどい
JAグループ鳥取家の光・日本農業新聞協議会は9日、湯梨浜町のハワイアロハホールで「家の光愛読者のつどい」を開きました。記事活用体験発表や普及・文化活動の取り組みにかかる表彰などを行い、約230人の参加者が普及・文化活動について理解を深めました。
記事活用体験発表ではJA鳥取中央女性会三朝支部の村岡幸枝さんが最優秀賞に輝きました。村岡さんは家の光は衣食住すべての情報を網羅していること、女性会料理教室や直売所でも記事を参考にしていることなどについて発表、来年2月に福岡県で開かれる全国家の光大会に県代表として出場します。



また、第57次南極地域観測隊に調理隊員として参加した渡貫淳子氏が食品ロスの削減や防災の備えについて記念講演しました。

同協議会の栗原隆政会長は「家の光3誌はJAグループ教育情報誌としての役割が強くなっている。女性会だけでなく、JA役職員の活用を通して組織基盤づくり、地域住民との接点づくりに役立ててほしい」と話しました。

その他の受賞は次のとおり。
▽記事活用体験発表優秀賞=大久保博恵(JA鳥取いなば女性会国府支部)、伊木真由美(JA鳥取西部女性会大山支部)
▽普及・文化活動優良支所・支店表彰=JA鳥取いなば鳥取支店、JA鳥取中央河北支所、JA鳥取西部大山口支所▽普及・文化活動優良女性会支部表彰=JA鳥取いなば女性会船岡支部、JA鳥取中央女性会久米支部、JA鳥取西部女性会日南支部▽家の光記事活用グループ表彰=JA鳥取いなば女性会智頭支部、JA鳥取中央絵手紙教室、JA鳥取西部女性会江府支部
栗原会長が生産者インタビューを行いました。
JA鳥取県中央会の栗原隆政会長は2日、生産者インタビューを行いました。今後、消費者インタビューも行い、トップ広報で発信します。

梨生産者であるJA鳥取中央東郷果実部の山下直起さんと同JA長芋生産部の竹本健二部会長に農家の喜びや苦労、消費者への感謝の気持ち、行政等への要望についてインタビューしました。
山下さんは「春から夏にかけては休みがなく、体力的に疲れるが、出荷して評価を受けると、苦労が喜びに変わる。消費者の方に農作業を体験してもらい、農産物に興味を持ってほしい。それがファン作りにもつながる」と話しました。

竹本部会長は「生産は毎日のことで大変だが、収穫できたときはうれしい。生産者不足が一番の課題なので、収穫体験等を通したPRなど自分たちでできることをやっていきたい」と話しました。

栗原会長は「食料システム法の施行に向け、生産者・消費者の相互理解が重要となる。農家の生計が成り立つよう、情報発信をさらに強化する」と話しました。
国際協同組合年記念コンサートを開催しました
JAグループ鳥取や県生協、漁協、森林組合、労金などで組織する鳥取県協同組合連絡協議会は6日、倉吉市のエースパック未来中心で「国際協同組合年記念コンサート」を開きました。県内外から約1000人が来場し、会場は大いに盛り上がりました。

25年は国連が定めた「国際協同組合年」です。「ひととつながること」をサブタイトルとし、国際協同組合年をきっかけとして地域社会の課題解決やSDGsへの一層の貢献、協同組合の社会的役割や価値に対する認知度向上を目的として開催しました。
記念コンサートではシンガーソングライターの浜田真理子さんが全12曲を披露し、会場はその歌声に魅了されました。コンサート後には、県産農畜産物や大山乳業農協の商品が当たる抽選会が行われました。

同協議会の栗原隆政会長は「多くの人に協同組合の意義や役割を知ってほしい。そのためにも国際協同組合年を契機に協同組合間の輪を広げ、よりよい地域社会の実現につなげたい」と話しました。
第一次産業観光利活用協議会 梨・ブルーベリー収穫体験
JAグループ鳥取や県、農協観光などで組織する第一次産業観光利活用協議会は8月30日、鳥取市で全国農協観光協会が主催するニ十世紀梨・ブルーベリー収穫体験ツアーの受け入れに協力しました。

大阪、兵庫などから40人が参加しました。梨の収穫体験は福部町の観光農園橋本園で実施し、参加者は収穫方法の説明を受け、「二十世紀」を4玉、「新甘泉」を1玉ずつ収穫しました。同園の橋本保代表は「多くのツアー客が来てくれてうれしい。収穫した梨を関西でおいしく食べてPRしてほしい」と期待を込めました。

ブルーベリー収穫体験は鳥取市の里仁農園で実施しました。ブルーベリーの数の影響で収穫体験は行うことができませんでしたが、ブルーベリー狩り、ブルーベリーのかき氷、ブルーベリー大福の試食を行い、参加者は笑顔を見せました。同農園の瀬戸川浩美代表は「商品をたくさん買ってもらった。おいしく食べてもらいたい」と話した。

大阪から参加した井上正則さんは「農家の方においしい果実の見極め方を教えてもらった。来年も参加したい」と満足の表情を見せました。
