2019年12月26日 中国電力株式会社との非常災害時の臨時倉庫設置に係る協定の締結 JAグループ鳥取
JA鳥取県中央会は鳥取市で12月25日、中国電力との非常災害時の臨時倉庫設置に係る協定を締結した。近年、自然災害が頻発している中、県内JAグループの施設を電力復旧にかかる拠点として活用し、被災地の復旧・復興を支援する。
中国電力によると、これまでもローソンや西日本高速道路などと災害時の連携協定を締結しているが、臨時倉庫の設置は初めて。中央会の谷口節次会長をはじめ、県内JAの組合長らが出席。
谷口節次会長は「今年10月の台風19号により甚大な被害が発生し、県内でも大規模停電が発生した。組合員や地域住民の安心なくらしを守るため、JAグループ鳥取も災害時における電力供給をサポートしたい」と話した。
基本協定では、中国電力は、自然災害時の停電発生により、臨時倉庫の設置について、JAの倉庫の借用を依頼。JAは、被災地域で、一時的に電力設備復旧用の資機材を保管する倉庫を貸し出す。
対象となる主な施設は、県内JAが保有する選果場や農業倉庫など計24施設。送配電設備の復旧工事に使用する電線や変圧器などを保管し、迅速な停電復旧につなげる。
今後、各JAと中国電力との個別協定を行うこととする。
協定書を交わす谷口会長と中国電力籔根鳥取支社長ら