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2021年11月19日   米対策などを要望 県知事と農政懇談会

 JAグループ鳥取は11月16日、鳥取市で平井伸治県知事と農政懇談会を開いた。JA、連合会の代表らが出席した。新型コロナウイルス禍で農畜産物の消費減退や需要減少などの影響で、特に米の需給緩和による米価下落対策などを県へ要望した。

 米の大幅な需給緩和が見込まれることを踏まえ、国の特別枠15万トンの早急な実施に向けた要請を確認。さらに市場隔離効果の実効性を見極め、国に対し一層の政策実現に向けた働きかけを行う。JA鳥取県中央会の栗原隆政会長は「食料安全保障の確立や農地・農村の基盤強化に向け、農業者の声を国へ伝えてほしい」と要望した。平井知事は「JAと協力し、全面的にバックアップしていく」と応えた。

 県に対し、(1)主食用米から飼料用米などへの作付け転換を進めるため、水田活用の直接支払交付金・都道府県連携型助成の継続拡充(2)ブロッコリー産地の広域化・生産強化対策事業による高性能機械導入(3)スマート畜産「牛の個体情報収集管理システム」の構築(4)県内中学校・高校での講座など、協同組合組織に対する理解促進の取り組み―など7項目と燃油高騰対策を緊急要望した。

JAグループ鳥取は平井伸治県知事らと活発な意見を交わした

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