2018年12月19日 県立倉吉農業高校に栄冠 農業高校対抗料理コンクール
JA鳥取県中央会と県農業農協教育研究協議会は12月10日、鳥取市賀露町の「とりっこ広場」で、第23回農業高校対抗料理コンクールを開いた。今年のグランプリには、県立倉吉農業高校の「羽合(ハワイ)の近くからこんにちは『倉吉のロコモコ』丼(ど)がなでしょう!」が輝いた。牛乳を豆腐にしてハンバーグを調理する等、高校生ならではの斬新なアイデアが評価された。
各農業高校で栽培した野菜を使った料理を提供する地産地消の取り組みと、農業に携わる若い力を地域へアピールすることを目的に、毎年開催。
今年のテーマはオリジナル丼。使用した材料は、鳥取牛や椎茸、白バラ牛乳、米で、全て県産を活用したオリジナル丼に挑戦。米については、10月にデビューした県産米の新品種「星空舞(ほしぞらまい)」を使用し、腕を振るった。
審査委員長を務めた郷土料理研究家の阿部一郎さんは「年々レベルが向上している。新しい発想力を今後の料理にいかしてほしい」と評価した。
グランプリを受賞した倉吉農業高校3年の谷口 美宇さんは「練習の成果が発揮できてうれしい。昨年と同じメンバーでリベンジがかなった。後輩につなげたい」と話した。
コンクールの出品料理は、1月から同町のレストラン大国亭と琴浦町のちっちゃなレストランで提供される予定。
羽合(ハワイ)の近くからこんにちは『倉吉のロコモコ』丼(ど)がなでしょう!
グランプリに輝いた県立倉吉農業高校