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2018年12月19日   JAトップセミナー 地方創生の観点からJA自己改革後押し

 JAグループ鳥取は12月11日、琴浦町で「平成30年度JAトップセミナー」を開いた。JAや連合会などから役職員、約200人が出席。組合員や地域に必要とされるJAをめざし、先進JAの事例や地方創生自治でのJAへの役割等について意識を高めた。

 研修は、熊本県JA菊池の三角修組合長が「地域とともに人が育つJA菊池づくり」と題して講演。仕事と生活の充実に向けた取り組みや人が育つ職場環境づくりでは「風通しのよい職場づくりに向け、同僚や先輩と話し合える場づくりが必要」と訴えた。その上で、常勤役員の役割として職員がチャレンジできる風土を醸成させることが必要と話した。

 次に、前鳥取県知事で現在、早稲田大学の片山善博大学院教授が「真の地方創生と農業・JAへの期待」と題して講演。人口動態からみた地方創生を指摘し、出生率をあげることと、若者の都市部流出に歯止めをかけることが真の目的であるはずが、国内の人口は減少し首都圏中心の行政が蔓延しつつある。もっと地方に目を向け、地方は自ら考え行動する必要があると訴えた。その上で、地方自治の観点から、地域にJAは必要とし、JA自己改革の取り組みを後押しした。

 同会の谷口節次会長は「JA県大会で決議した3つの柱を目標に取り組みを進め、JAグループ鳥取の自己改革を力強く実践していくための、有意義な研修会となるよう期待する」と呼びかけた。

JA菊池の三角修組合長

早稲田大学の片山善博大学院教授

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